こんにちは、渡辺有です。
注文していた印鑑(実印)が届いたので、早速市役所で印鑑登録をしてきました。
この実印というもの、これまでは特に必要なく過ごしてきました。
いつ・どのタイミングで作るのがベストなのでしょう。
実印は預金引き出しに必要
今回なぜ実印が必要になったかというと、母の預金を引き出すためです。
預金者が亡くなると、口座が凍結されて引き出せなくなります。
しかし凍結されるのは、遺族側が「亡くなった」と銀行に伝えた後。
つまり実際は、銀行に伝えさえしなければ、暗証番号や印鑑で下ろすことは可能です。
しかし遺産トラブル回避のためにも、正規の手続きを経て引き出すのがよいでしょう。
今回正規の手続きが必要になったのは、父が自分で「亡くなった」報告をしたからです。
役所から自動で、銀行にお知らせがいくと思っていたそうです。
伝えてしまったからには仕方ない、相続人全員分の署名や書類が必要になりました。
実印購入は必要になってからで間に合う
成人のお祝いに、実印を贈って印鑑登録をしましょう。
そんな話も聞いたことがありますが、今回のことで「必要になってからでも十分間に合う」と感じました。
印鑑証明が今日スグ必要!明日までに必要!
そんな事態にはならないと思います。
もちろんあらかじめ作っておくのも安心です。
しかし結婚前の女性だと、名字が変わる可能性があるので(男性でも可能性はあり)、名前だけの実印を作ることになるかもしれません。
そして結婚したとしても、名字は戻るかもしれません。
登録をし直す事など考えると、必要になってから作るのがベストじゃないかなと思います。
実印はネットで注文
近くのハンコ屋さんに行くと、なんだかんだでボラれそうな気がしたので、ネットで注文しました。
こちらのショップはケースが可愛いことが売りのようですが、それ以外の部分が条件にあっていたので決めました。
- オランダ水牛
- アタリあり
- 13.5mm
- てん書体
- 面擦りあり(カスレがない)
いろいろ見たのですが、アタリがラインストーンだったり、面擦り加工がなかったりと、意外と条件が合いません。
印鑑なんてみんな一緒でしょと思ったのは、間違いでした。
値段的にはピンキリで、今ひとつ相場が分からないのですが、頻繁に使うわけではないけれど耐久性は必要ということで、この辺り(5千円)で妥当なのでは?と判断。
ちなみにケースが可愛いのもいいです。
実印が黒の革ケースだと、夫のものとごっちゃになって間違えやすいので、一目で分かるのは地味に便利です。
身近な人が亡くなった後の手続きのすべて
以前「買えばよかった」と書いた本、買ってきました。
緊急で読む必要はないため、時間のあるときボチボチ読んでいきたいです。
書かれていることは全て、知りたいと思ったときに調べれば分かることだと思います。
しかし知識として、流れを把握しておけば、いざというとき迷ったり悩んだりしないと思います。
こちら↓の本は、親が高齢になったときに準備しておくとよさそうです。
書き込みができるので、緊急時はこの本さえあればOKで、家族みんなが共有できる利点があります。
大きさもB4くらいなので、高齢者にも書きやすそう。
ただ表紙に「亡くなった時に」とあるので、抵抗ある人もいるかもしれませんね。
忙しいことは悪くない
大切な人が亡くなった時に、手続きがいろいろあるのは気が紛れていいかもしれません。
父も今は忙しそうですが、全てが終わると何もやることがなくなり、落ち込みそうです。
わたしは仕事や子育てなどがあるので、強制的に普段の生活を取り戻せています。
今後どのように父と接していくかが、これからの課題です。